いつもありがとうございます。マイラブファームのやもとさちです。
おかげさまでマイラブファームは本日、開園7周年を迎えました。
これもひとえに日ごろご愛顧いただいているみなさま、応援いただいているみなさまのおかげと心より感謝いたします。
思えば最初、開墾できたばかりの大地に、今まける種を手当たり次第にまいて、何が育つのか、どうやって育つか、やってみることから始めました。固定種の種を買ってまいたきゅうり「ときわ地這」に、初めて実がなった、それをその場で食べた時の感動は今でも覚えています。今まで食べた事のない味の強さ、甘さ、みずみずしさ、うるおいとともに、自分の体が大地とつながるような感じがしました。これが、体に良いばかりか、抜群においしい、固定種の野菜を専門に育てる决意のきっかけとなりました。
私たちマイラブファームは、無農薬・無肥料で、多様な生物植物と共生して野菜を育てる、「自然栽培」によって野菜を育てお届けしています。
その上で、「固定種」という種のみから野菜を育てています。
現在の種は、「交配種(F1腫)」といって、大手種メーカーが莫大な資金を投入して異種の交配、開発を重ね、「形が均一」で、「早く」「大きく」育ち、「頑丈」で「耐暑耐寒耐環境性」が高く、スーパーなど大規模流通に大量購入するのに都合よく、もはや流通するほとんど全ての野菜が交配種(F1腫)化しています。私たちは、こうした交配種(F1腫)を一切使わず、もはや伝統文化と化した「固定種」に目を向け、これに専門特化しています。本来の野菜は、人間の容姿や性格と同じで、多様な個性を持っています。開発されていない「固定種」は、形質もバラバラで、生育も遅く、耐環境性も弱く繊細な表皮にはすぐ傷がつき、歩留まりが悪く、とても現在の商業農家が扱うものではありません。それでも、大量消費のために切り捨てられた、「本来の野菜が持つ滋養」、「美味しさ」、「地球環境へのやさしさ」、そして代々採りつないでゆく「生命の尊さ大切さ」を私たちは選び、貫いてまいりました。無農薬・無肥料で、野草、虫を「悪」とせず、多様な生物植物と共生して野菜を育てる「自然栽培」、その上「固定種」にこだわる。当たり前の話ですが、それは決して簡単なことではありませんでした。少しづつ普及してきた、普通の有機野菜とも違い、ご購入、ご愛顧いただくみなさまの多大なるご理解も必要でした。
その上、
開園1年目には記録的な猛暑、2年目には大型台風、3年目には新型コロナウィルス禍と、毎年未曾有の災害や難題が襲ってきました。7年目の今年も尾を引くコロナ禍、物価高によるコスト増と消費への影響、異常気象による災害や農作物の不作がますます深刻化してきています。
それでもこうして続けてこれたのは、
毎年この日に思うことは、
まずは7年前の開園当初、何の実績もない私たちの思いに共感くださり、私たちの育てた野菜を買ってくれたり、応援してくださったみなさまへの心からの感謝です。
こうしてご愛顧や応援をいただいているみなさまには、私たちが志を継続し、未来に種をまける「もとで」(元手=資本)を頂いているものと思い感謝してもしきれません。
そうして授かった力のおかげで、お会いしたことのないたくさんの方々からご注文をいただくことが出来ました。
今は特に、コロナ禍発生来、超過死亡数が激増するなど、正体不明な健康への不安が広がる中、自然のパワーを受け本質的に育った野菜で免疫力を維持向上したいという方のニーズがにわかに高まっています。また、ご家族がガンと闘病中の方、化学物質過敏症の方、アレルギー、アトピーで悩まれている方、ご家族が障がいをお持ちの方など、具体的に健康への不安を抱えていらっしゃる方も多く、北は北海道から、南は沖縄県まで、マイラブファームを探して、ご購入をいただきました。その多くの方から定期、リピート購入いただいています。
同時にオーガニックや健康志向のお店、飲食店、食品づくりをされている方々からもたくさんのお引き合いを頂き、納めさせていただいております。
これによって、私たちは、改めて、私たちがやっていることの価値を私たち自身信じることが出来ました。
また、こうした私たちの足取りを、さまざまなメディアに掲載いただき、地元でのつながりも広げることが出来ました。
そして、ここのところ、このようなご時世の中を、「自然な農に興味がある」、「農家になることを検討している」、「農的ビジネスを考えている」というご意向や相談が引きも切らなくなり、また、その中から、1人また1人と、実際に踏み出す方々が出てきています。
これからの人の生き方、分断し混迷する社会の平安、地球環境破壊の解決、未来の子どもたちに受け継いで行ける場所を、多くの人が渇望しています。
気候変動、自然災害、健康不安の多くの部分は、人間が不自然物を生み出し廃棄し続け、地球を汚染し、他の生命をないがしろにして、自然界からかけ離れていった代償だと思っています。
私たちはこの7年、自然界に学んできました。
自然界にあるすべてのものには意味があり、
「生態系を豊かにする」
という共通の目的に向かって何かしらの役割を果たしています。
すべての命はつながり、循環しています。
そういう事を、日々つぶさに見て、感じています。
宇宙からの恵みを受け、奇跡的に生まれ育った美しい星・地球、その自然に身を委ね、自然に抱きしめられるように生きてゆけば、生命への不安も歓びにすることが出来る。
あらゆる植物や生物と共生して育てる「自然な農」も、宇宙・地球が私たちを抱きしめてくれる大きな媒介役を果たすと信じております。
安心安全で、心や体の中からハッピーになるようなおいしい野菜づくりが社会の仕組みの中に浸透して、保育園や学校の給食などに使っていただくような、身近なものになるように。地域のコミュニティにまで浸透するように。そして、人々の生き方、働き方の光明になるように。
8年目も、初心に立ち返り、こういった思いに向かって、より一層踏み出してゆく年にしたいと思っております。
最後に今日この日は、敬愛するマイケル・ジャクソンの誕生日です。
マイケルが生涯をかけて実現したかった思い「ヒール・ザ・ワールド(地球を癒そう)」を私たちはマイラブファームで受け継ぎ、マイケルへの感謝の気持ちを届けたいと思います。
Happy Birthday マイケル、Forever!
まだまだ未熟な私たちではありますが、また一歩一歩、みなさまとともに歩んでゆきたいと思っていますので、7年目のマイラブファームもどうぞよろしくお願いいたします。
大変長文にて失礼いたしました。
2024.8.29
大切なあなたへ愛をこめて
無農薬・自然栽培マイラブファーム
やも&さち
※写真は開園時のものです。
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無農薬・自然栽培マイラブファーム
HP http://mylovefarm.jp
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