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「固定畝」と「草マルチ」

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今日は東京方面に出稼ぎで畑はお休み。
玉ねぎの定植が終わると秋の作付はようやく一巡。

去年開墾・開園してから秋冬春夏が過ぎ、今2回目の秋冬を迎えています。
今のところ、思っていたより順調に作物が育っていて、
味も、こんなにおいしいものが出来るのかとビックリするくらい。
何よりもみなさまがマイラブファームの野菜を買ってくださったことが、最高の成長の機会を与えていただいたものと心から感謝しています。

ただ、このまま作物を作り続けていると、
土中の栄養分が枯渇したり、
病気を発生させる元を作る心配があります。

そこで、この秋から、土中の栄養分を維持向上する方法として、
「固定畝」「草マルチ」という取り組みを始めています。

〇「固定畝」とは
「慣行農業」(農薬、化学肥料を使う一般の農業)は、一作終わるごとに作物の畝のブロックをトラクターで耕うんし、偏りのない真っ平らな地面に戻してから、再度次作に適した農薬や肥料をまいて土をつくり、作物に合った畝を作って作付けを始めます。
「有機農業」でもそれが普通(農薬や化学肥料は使わないが)。
「自然栽培」でもそうしているところが多い(農薬や化学肥料は使わないが)。

要するに、普通は1作ごとに畝をリセットして次作を作りはじめるのですが、
リセットせずに「万年畝」として使い続けるという方法です。
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なぜそうするかというと、
トラクターで土をかき混ぜると、
土中に集まってきた土中生物からなる生物相を分断してしまう。
なので畝を保ちながら、生物相をどんどんよく連鎖させて作物の生育に作用させてゆこうとするのです。

これにはトラクターを使わず、
鍬や鎌で畝に生えた作物や野草の生長線を切って根を土中に残し、
その上に土を盛って畝をつくり種をまいたり作物を植えます。
土中に残った根は土中生物を集めながら腐食し、
土中にすき間を作って新しい作物が伸び伸びと根を張れるようにします。
そして今作が終わったら、畝を壊さず、同じようにして次の作物を育てる。
こうして、土はどんどんよい生物相ができてゆくハズ。
という考え。

これが「固定畝」。
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〇「草マルチ」
一般の農業は、作物により「マルチ」という化成品のシートをかぶせる。
これにより野草抑制、保温保湿、土の弾性維持をはかる。
これも「有機農業」でもそれが普通で、むしろ慣行農業より多く使うのではないかと思います。
慣行農業は除草剤や農薬を散布するのでマルチを使わないことが多いです。
「自然栽培」でもそうしているところが多い。
ただそうすると、マルチの下の土は、生物相の動きが停滞します。
密閉して草を抑制するのですから。

そこで、野草を刈って敷き草にして、生きたマルチを作るのです。
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敷き草が野草を抑えながら、保湿保温し、ミミズやだんご虫などの棲み家となり、土の団粒化(ふわっとしたすき間がたくさんあり酸素を取り入れやすくする)を図り、枯れながら土に還り滋養になる。
これが「草マルチ」の考え方。
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野草(いわゆる雑草)は、みんな野菜の先祖たちです。
どの野草も、よく見ると野菜の面影があります。
それを人間がよりおいしく食べられるように進化させてきたのが野菜です。
そんな野草に敬意を払い、邪魔者扱いせず、土づくりに力になってもらう。
この方法は循環農法として理にかなっていると思います。
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トラクターを使わない、化合物のマルチを使わない
ということで、手間暇や労力のかかり方は増しますが、
より地球環境にも優しく、
より自然栽培らしくなります。。

以上駆け足で説明をしてきましたが、、
また書き足りないことがあったら書き足します。

こうして進めてきた秋の作付けもやっと一巡。

今の作付状況。
オレンジは作付済。緑は収穫開始。白地は未作付。
未作付の部分は、今収穫しているものの追加作付をします。
畝設計2018-001
今日も1日ありがとうございました(^O^)

 

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