新年あけましておめでとうございます。
2023年1月1日発行の農業共済新聞に掲載いただきましたのでお知らせします。
農業共済新聞は、農家の収入保険や各種共済を運営する公益社団法人全国農業共済協会が週に一回、全国に約10万部を発行する業界紙です。2023年の新年第一号の大テーマが「農に集う むらが動く」となっていて、業界的にも、このような時代の中、農に対して世の中が動きはじめているということを象徴した内容となっています。
マイラブファーム掲載面は全国各地で自らキャラクターになり農を伝える農家たちという特集コーナー。
ですが、
1面ヘッドラインのコラムが秀逸ですので、そのまま掲載します。
『経済学の祖といわれるアダム・スミスは、資本主義の発展が豊かな社会をつくると考えていた経済学者だった。ところが、市場経済の発展は人間の労働を貧しく、つまらないものにしてゆくとも彼は感じていた。
そのスミスがすばらしい労働だと述べていたのは、村の雑貨屋と農業だった。村の雑貨屋には、狭い店内に地域の人たちが必要とするさまざまな商品が並べられている。地域の人々が何を必要とするのかを知っていて、地域社会を支えている労働。それが村の雑貨屋の労働であり、ここには地域の人々を守り、地域の人々から感謝されるすばらしい労働の世界があると彼は書いている。
スミスによれば、農業の入り口のハードルは低い。まじめにやれば誰にでもできる入り口をもっている。ところがはじめてみると、優れた農民になるためには、さまざまなことを知らなくてはならないことに気がつく。土のこと、自然のこと、ひとつひとつの作物の性質。天候不順な年の対応方法。そういういろいろなことを覚えていき、自分の農民としての能力が高まってゆくことを、作物が教えてくれる。働けば働くほど農民の技は高まり、しかも気がついてみると技の向上に終点がない。自然や作物に教えられながら、自分の技の向上に気づく幸せで豊かな労働が、農業にはあるとスミスは考えていた。
農村は、農業と村の雑貨屋によって生まれた世界だ。自然や先人の技に学び、仕事が人々の暮らしを支える。収入では計れない労働の価値が、人々に幸せな労働をもたらしている。
そして気がつくと、使い捨てられていく都市の労働から離れ、農村的世界に魅力を感じる人々がふえてきた。幸せな労働と暮らしを求めて、時代は変化のときを迎えはじめている。』
(文:哲学者・内山哲氏)
いや全くその通り、ずっと僕たちが思ってきた通りのことです。
この大テーマのとおり、今年は農に向かって、様々な事が動き出しそうです。
マイラブファームも、新しい挑戦をしてゆく年にしたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日も1日ありがとうございました!
無農薬自然栽培マイラブファーム
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